手取り16~17万ぐらいの貧乏人。新NISAの年間枠>額面年収
そんなありきたりな社会の下の方に存在する投資家。

オルカン+α論についての雑談

新NISAに向けて新たな長期投資論が盛り上がっている。

元々の派閥争いで言えば
・圧倒的なS&P500派
・二番手のオルカン
という感じだった。

超長期視点で見ればどっちでも良いし、直近20〜30年で言えば圧倒的にアメリカの方が優位だよねってだけの話。
と言っても、アメリカのアウトパフォームはコロナ期前後のGAFAM+NVIDIAやらテスラやらの牽引が非常に大きく、SP493とかで見ると成績はそこまでパッとしない


なので、
今優れているのはアメリカだし
過去数十年でもアメリカが強かったし
今後20〜40年ぐらいもアメリカが世界一でしょ!
って思うのであれば素直にSP500を買っておけば良い。

アメリカに頭おかしい大統領が現れてドルが紙クズになるかもしれない、というリスクを考えるのであればオルカンを買っておけ、というのが定番の流れだった。


そんな中、最近トレンドになりつつあるのが
メインの投信+遊び心のサテライト投信の購入

オルカンを単純に買うのではなく、自己流にカスタマイズしよう的なヤツ。
実際それは趣味としてはありだと思う。

私が時々やってるパチンコみたいな投資を除いた長期投資だと、個別株の方がつみたてNISAより成績が2〜3倍ぐらい良かったりする。


そもそもオルカンはバカでも平均点を出せる最強の投資術であり、もっと上を目指せるのだと思うのであれば好きにカスタマイズしたら良いと思う。

ただそれは不必要なリスクを増やす行為なので、オルカンの原典論者としては「教科書通りの平均点投資をしたいならオルカンだけを買っておけ」と主張したい。


リスクを増やすのであれば、特定口座で損益通算を行えるようにして、リカバリーができる選択肢を残したい。

サテライト投資自体は一切否定しない。
何故なら“平均”や“普通”はつまらないものだから。


だからこそ、リスクの背負い方だけはしっかりと考えたいところ。

amzn.to


NISA口座に関する雑談

TwitterにおけるNISA論は悲観論が足りないと常々思っている。
下記の画像は金融庁が公開しているワニだ。

一応素材をダウンロードしましたが、鳥がワニから転げ落ちるような”元本を毀損する可能性を示唆するようなイラスト”は存在しなかった。

引用:「つみたてワニーサ」金融庁

なんとなく金融商品取引法37条の3等に引っかかって欲しいと思わなくもないが、正直楽観視のしすぎで怖い。

生活費を除いたほぼ全額を投資に突っ込んでいる私だからこそ言いたい話なんですが、
長期投資やドルコスト平均法は決して確実に勝てる手段ではないという点。

特に私が嫌いな理論が高配当株の思考停止による長期ガチホ。

 1955年のFortune 500に名を連ねた企業のうち、62年後の2017年に残っている企業はわずか60社、全体の12%にすぎない。そして米国の株価指数S&P 500に選ばれた大手企業の平均存続年数も1964年は33年だったが2016年には24に縮まり、2027年には12年と予想されている。

2027年、企業の平均寿命は12年に! 生き残るために企業が考えるべきこと:日経クロステック Active

別記事で企業の寿命論とどうして私がガチホ論が嫌いかを論じたいかと思いますが、とりあえず今回はアメリカであっても企業は新興株に淘汰されていく運命にあるという見方を持っていただければ大丈夫です。

流行り廃れりがあるように、株も時の流れというのがある。
それは過去日本がバブルでNTTの時価総額が当時の世界一に君臨したように時の流れというのは明確に存在している。

今だと”ずっと一生一緒にエヌビディア”ですが、ある程度スペックがインフレして、世界全体が求めるスペック水準に到達すれば技術的優位性が先進性による付加価値というのは確実に劣化していきます。

FANG+だとかNASDAQ最高!という声が聞こえてきますが、NISAの出口が何年後なのか。
NISA口座内での売買はどの程度を想定しているのか。
売買によるロスを長期投資(複利と時の力)視点からどの程度見積もるのか。

そういう要素を踏まえた上で何を買うのか考えてほしい。


なお、私は

600万円分「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
1200万円分「2559.T」
を購入予定。ただ、投資信託の経費率がビックリするぐらい安くなったことで、ETFのメリットがほぼないです。

配当を自動再投資するか・しないか、の違いでしかいので、むしろETF購入は複利の力を捨てている分、教科書的にはマイナスな投資術。

それでもこの投資法を選ぶ理由は購入した1800万円分については取り崩す予定を立てていないから。

結婚して子供の大学費とするなら20年後ぐらい。
マイホーム建て替えとかなら30~40年後ぐらい?
等のタイミングがあるが、現状独り身だし、相変わらず異性との交流もほぼないので、取り崩すタイミングを設定していない状態。

なので、ETF購入分こそが部分的な取り崩し分に該当する形。
新NISAでどの程度口数が増加して薄まるかって問題もありますが、
利回りは概ね1.5~1.8%ぐらい。1200万円なら税引前18万~22万。
税引き後14.5~17.5万円みたいな想定。
ある程度の増配も期待できるので、将来的には年2%ぐらいを取り崩すようなイメージになるかもしれない。

FIRE論が盛り上がった時、年利4%取り崩し論も盛り上がりましたが、それは逆ドルコスト平均法なので、やっぱり私は分配金による実質的な取り崩しの方が性に合っていると判断してる。

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